母島に行く人の参考になればと思って
準備とか向こうの生活環境的なことを書いておく。
「ポイント」って段落だけ読めば大方のわからないことは解決すると思う。
行くことになった経緯はこっちの記事を見てね。
不純な動機で登山家、サーファー、釣り人たちのチャンスを潰したかもしれない。
行程
8/27(土)
11:00おがさわら丸 竹芝出発
8/28(日)
11:00おがさわら丸 父島到着
12:00ははじま丸 父島出発
15:00母島到着
母島で3泊
8/31(水)
9:00チェックアウト
10:30乗船券購入
12:00ははじま丸 母島出発
14:00ははじま丸 父島到着
15:00おがさわら丸 父島出発
9/1(木)
15:00おがさわら丸 竹芝到着
おがさわら丸予約争奪戦
小笠原諸島まで行く唯一の手段であるおがさわら丸の予約
小笠原海運のページには出港の2ヶ月前に予約開始になるって書いてあって、何時に始まるかまでは書いてなかった。
安くてそれなりにプライベートな環境を確保できる特2等寝台・2等寝台を予約するために、
深夜0時と予約サイトの定期メンテナンスが終わる朝6時にF5キーを連打して予約開始になった瞬間に買ってやろうと思ってた。
出港2ヶ月前の6月27日(月)、朝6時になっても予約開始にはならなくて寝た。
起きて午後4時頃、暇で何の気なしにサイトみたら予約始まってて、
もう特2等寝台・2等寝台は売り切れてた。
急いで同行者に連絡して1等室(スタンダード)を予約。
安く済ませたかったのに痛い出費になった。
結局何時から予約開始だったのかわからなかった。
ポイント
- 予約は出港日(東京)の2ヶ月前に開始される
※ちょうど2ヶ月前が土日祝の場合は次の平日 - 何時から予約が開始されるかわからない
複数人で行くなら順番に見張ってたほうがいいよ
荷物の準備
アクティビティするわけでもないから
ただのお泊りくらいの感覚で準備した。
たまたま1週間前に小笠原観光に行ってたフォロワーがいたから
そのフォロワーにも訊いた。
最終確認で
憧れの「小笠原父島」旅行のすすめ。行き方・日程・服装・持ち物など完全ガイド – Rentio PRESS[レンティオプレス]
を見ながら荷物詰めた。
ポイント
泊りだし身だしなみ関連は省くよ。
持って行ったほうがいいもの
- 酔い止め・・・船の揺れヤバいから
- 日焼け止め・・・日差しヤバいから
- 虫よけ・・・蚊ヤバいから
- 折り畳み傘・・・島の天気めっちゃすぐ変わるから
- 現金(多めに)・・・島のATM少ないし平日しかやってないから
一応持って行って役に立ったもの
- ちょっといいカメラ・・・星がキレイに撮れるから
- インスタントカメラ・・・宿で暇すぎてしてた遊びが最高の思い出みたいに撮れるから
- ロキソニン・・・すぐ頭痛くなるから
- 耳栓・・・船内のアナウンスが結構デカいから
PCR検査
任意でPCR検査を受けれる。
ちょうどBA.5がめちゃくちゃ流行ってきてて不安だったから受けた。
PCR検査を提出すると陰性だった証明として乗船日にラバーバンドがもらえる。
個人的には船内、島内でラバーバンド身に着けてる人見かけると
印象いいなって感じ。
ポイント
- 出港日1週間前に検査キットが送られてくる
- 検体は唾液
- 提出は前々日の午後から前日の午前
- 提出場所は竹芝客船ターミナル
- 陽性だった場合の払い戻しは無い
流行の度合いで情報も変わると思うし詳細が書いてあるページを貼っておく。
~おがさわら丸乗船前のPCR検査にご協力ください~ | 小笠原村公式サイト
おがさわら丸
自分が乗った1等室(スタンダード)のことしかわからない項目もあるけど
とりあえず共有しとく。
乗船するとき
9時半頃に竹芝客船ターミナルに到着
受付でメールに添付されてた乗船券引換書(PDF)を印刷したもの出して
乗船券と1等室のカードキーを受け取った。
隣の列でPCR検査受けた人に配ってるラバーバンドも受け取った。
出港1時間前(10時頃)、部屋番号700番台(特等室と特1等室)から乗船を促すアナウンスがあった。
そのあと15分くらいして600番台の自分たちも乗船できた。
乗船は4デッキからで、600番台の部屋は6デッキだから
2つ上のフロアに上がる必要があって、
乗船してすぐ「あちらのエレベーターで~」って案内された。
でもエレベーターに乗る列が長くてダルかったから階段で上がっちゃった。
荷物そんなに重くないなら階段のほうがスムーズでオススメ。
ポイント
- 部屋のグレードが高い順に乗船
- 一番上のグレードは出港の1時間前から乗船できる
個室(1等室)
24時間過ごしても
まだここにいたいって思うくらい快適だった。
天気によってはどの部屋でも地獄だろうけど。
おがさわら丸に乗って父島観光せずすぐ
おがさわら丸で東京に戻る人の気持ちもわかる。
設備
壁掛けテレビ
東京湾内なら地上波も受信できる。
映画がずっと流れてるチャンネルが4つくらいと
島の観光案内ビデオのチャンネルがあった。
写真に写ってるのは現在地がどこか見れるチャンネル。
ベッド
これが2つある
マットレスが薄く見えるけどめっちゃ快適
壁にもたれかかれるクッションがついてて
その向こうにコンセントがある。
写真に写ってなくて申し訳ない。
アメニティー
ドア横のスペースにハンガーとこの袋があって中身は
- 乗船券売り場の横で売ってる弁当は売り切れがち
- 船内の荷物置き場が埋まってるときは椅子まで持って行ってOK
- 繁忙期だと船内の椅子の数は結構ギリ
- 雑魚寝できるスペースはすぐに埋まっちゃう
- 下船するときチケットの回収があるからすぐ出せるようにしておく
(焦ってる人ちらほらいた)
- 歯みがきセット(歯ブラシと歯磨き粉)
- ハンドタオル(手ぬぐい)
- ヘアブラシ
もう1つ紺色の巾着袋もあって、
そっちには室内用のスリッパが入ってた。
その他
- 電気ケトル
- ティーバッグ(緑茶)と紙コップ
- ゴミ箱(可燃、不燃分かれてる)
- ソファー
- クッション
- エアコン
操作パネルはドア横の壁にある
船内アナウンスの音量はドア横のツマミで調整可能
船内施設
売店
1等室と同じ6デッキにある。
人多くて恥ずかしかったから写真無い。
ちっちゃいコンビニって感じ。
事欠かない最低限のものがちゃんと売ってる。
夜9時で閉まっちゃうけど、
飲食物は3デッキの自動販売に同じ値段で売ってるっぽい。
レストラン
4デッキにChichi-jima
7デッキにHaha-jima
両方朝夜やってて
夜の営業が終わったら談話スペースとして開放されてる。
メニューと営業時間は小笠原海運のページでも見れるみたい
レストラン Chichi-jima
展望ラウンジ Haha-jima
海の上にいるときはネット使えないから
営業時間は船内アナウンスで確認して、
メニューは実際に行って見ればいいと思う。
レストランの前にメニューとその写真が置かれてるから選びやすいし。
Chichi-jimaで食った麺類の味が大学の学食にそっくりでビビった。
”せっかくなら”の精神でステーキとかサワラ食ったほうがいい。絶対。
Haha-jimaで食べられるサンドイッチもアップルパイもめっちゃ美味しかったから
どれ選んでも学食レベルってことはないと思う。
アップルパイはすぐ売り切れちゃうか食べたかったら早起きマストかも。
トイレ
めっちゃ清潔感ある
小便器のとこには手すりがあるから揺れるときでも安心
便所サンダル的なものは置いてないから、
1等室の人はスリッパじゃなくて靴に履き替えてトイレ行ったほういい。
ジェットタオルが動いてたのは意外だった。
PCR検査受けて乗ってる人も多いし、アカデミックに安心とも言われてるし
合理的な判断じゃないかな。
シャワー室
1つのシャワー室に2つの個室があって、
個室の中に脱衣スペースとシャワー浴びるスペースがある。
特筆する項目は特にないかも。
ドライヤー置いてあるよってことくらい。
当たり前だけど男女分かれてるよ。
洗面所
鏡と洗面台が6つあるだけの部屋
歯磨いたり、顔洗ったり。
これも男女分かれてるよ。
下船するとき
島に到着する30分くらい前になると、
部屋のグレードが高い順に4デッキに呼ばれる。
乗船のときと一緒。
部屋のカードキーは廊下にあるポストみたいなとこに入れて、
乗船券は4デッキで整列したあと係員の方が回収って流れ。
整列してから下船するまで結構長くて
15分くらい待機時間がある。
ははじま丸
父島に到着してから、ははじま丸が出港するまで1時間余裕があるんだけど、
暑いし荷物持ってくのダルいしプラプラする気にもならなかったから
乗船券売り場でダラダラしてた。
乗船券が売り切れてる様子はなさそうだったから、
特に理由がなければ父島を少し見てから乗船券買ったりしても問題なさそう。
ポイント
- 母島での宿が決まってないと乗れない
(乗船券買うときに宿の名前を書かされる) - 乗船券売り場の隣で売ってる弁当はすぐ売り切れる
船内
- 座席エリアと雑魚寝エリアで部屋が分かれてる
- 座席エリア結構埋すぐ埋まる
- 雑魚寝エリアはもっとすぐ埋まる
- 荷物置き場もすぐ埋まるけど、座席エリアの後方に置いてOK
- 最後に酔い止め飲んだ時間によってはもう1錠飲んだほうがいい
母島
着いたら港にプラカード持った各民宿の方がいて、
車で民宿まで連れてってくれた。
目的が目的だったから1日目にやりつくしてあとはもう散歩しまくり。
2日目に激強台風が近づいてきたけど母島はセーフだった。
民宿つき別館
民宿「つき」の別館に3泊した。
部屋
一般的なワンルームって感じ。
主な設備としては
- ベッド
- ソファベッド
- テレビ
- 机とパイプ椅子
- 冷蔵庫
- 流し台
- エアコン
- wi-fi
- ハンガー(普通のハンガー10個くらいと物干しハンガー1つ)
写真には写ってないけど
玄関の左にトイレ、洗濯機の右隣に独立洗面台がある。
全体的にすごくキレイ
アメニティ
- ボディソープ,シャンプー,トリートメント
- バスタオル,ハンドタオル各2個
- ドライヤー
- ハンドソープ
- 洗濯用洗剤,柔軟剤
日替わり弁当
つきで販売されてた「ははじま弁当」を毎日注文してお昼に食べてた。
前日に予約が必要で、
「明日11時に本館まで受け取りに来てください」って言われる。
本館の靴脱いで上がってすぐの食堂っぽいとこで
お姉さんに声かけてそこで支払いと受け取りができた。
電話で予約をしてたけど、直接つき本館に行って注文してもいいと思う。
ポイント
- 洗濯機,浴室に乾燥機能はない
- 本館に有料の乾燥機がある
- 電子レンジ,電気ケトルはない
お店
本州と同じような飲食物を買えるお店は2つしかない。
売ってたものと営業時間について覚えてる範囲で書いておく。
母島水産物販売センター
おがさわら丸の入出港日は夕方のちょっとだけ営業してて、
その他の日は朝8時から18時まで営業してる。
売ってたものは普通のコンビニ+ちっちゃいホームセンターって感じ。
海産物とか揚げ物が冷凍で売っててスーパーっぽさもあった。
支払いは現金のみ。
前田商店
こっちは入出港日に一切営業してなかったと思う。(間違ってたら指摘お願いします)
朝8時から18時まで営業してる。
売ってるものは母島水産物販売センターとほとんど一緒。
レジ横に日替わり弁当が売ってて、メニューは前田商店のFacebookで見れる。
こっちはPayPayが使えるから
帰りまで現金を残しておきたい人向き。
JA小笠原島母島支店
毎日8時~13時、16時~17時半営業。
上2つのお店とは違って、コンビニ的な商品はない。
小笠原諸島の特産品を使った商品が売ってる。
お土産買うならココ。
PayPay使えるかどうか確認してない。(情報あればください)
ポイント
- 港まで各民宿の方がプラカードみたいなのを持って迎えに来てくれる
- 初日は買い物が夕方しかできない
(民宿の方から案内があると思う) - 基本営業時間は短い
- 前田商店ではPayPayが使える
- 民宿付近の自動販売機にはお酒も売ってる
自動販売機
夜になにか飲みたくなったときとか
暑い中で島内をぶらっと歩いてて水分補給したいときに
自動販売機が重宝する。
酒が売ってる自動販売機もぼちぼち設置されてる。
なんならマックスコーヒーが売ってるとこもあってビビった。
暇すぎて散歩した範囲で
自動販売機の位置にピンを立てたので
自動販売機マップを共有しておく。
google mapのストリートビューは2010年が最新だったりして
実際にあったりなかったりまちまちだったから信頼しないほうがいい。
民宿・お店が集中してるエリア以南には一つもない(以北は確認してない)から
241号線でヘリポートとか最南端に徒歩で行く人は事前に飲み物を買ったほうがいい。
帰り
全部大体一緒。
5日間出ずっぱりだと船で寝れたって疲れ溜まってるから、
スーツケース引っ張って帰るのがめっちゃダルかった。
父島で手荷物配送(ヤマト運輸)の受付もあるから、
おがさわら丸乗る前に大きい荷物は家に送っちゃってもいいかも。
ポイント
- 母島で宿をチェックアウトしてははじま丸の出港まで3時間くらい暇なこともある
(コンビニもないから涼む場所もなくてヤバかった)
家に着いてから
荷物整理して、ひと段落したときに
丘酔いがヤバくて座ってられなかった。
家で酔い止め飲んだ。
終わりに
脱稿するまでにひと月半かかって記憶が大分薄れてるし
同行者にも読んでもらって加筆するかも。
この記事のためにめっちゃ写真撮ってきたけど全然使うところがなかった。
行く前にこれを読んで不安なことが解決すればいいな。