「かまいたちの夜」に出てくるペンションに泊まってきたよ

高校時代からの友人が毎年ゴールデンウィークに「どっか行きません?」と連絡をくれる。

例年、車で移動して観光しながら点々と2泊してたんだけど、
今年は転職とか引越しとかあって金がなかった。

「リーズナブルなところで1泊だけにしてほしい」

と伝えて宿選びを委ねた。
しばらくしてLINEに楽天トラベルのリンクが貼ってあった。

長野県の上の方にあるクヌルプというペンション。

「またセンスあるとこ見つけてきたな~」と感嘆してたら
むむむむっ?

怖い!!!!!!!!

のんびりできない!!!!!!!!

大学時代に2人でスーパーファミコンの「かまいたちの夜」をプレイして
主人公も真理に○される最悪のエンディングに一直線だったことを忘れちゃったの?

2人して苦笑いするほど怖かったじゃん。

でもビビってると思われたくないので、平静を装いクヌルプを予約してもらった。

出発

当日朝、電車に二時間半揺られ友人の最寄駅まで向かった。

駅まで友人が車で迎えに来てくれて、そこからは運転を代わりながらクヌルプに向かう算段で。

車に乗り込む前、後部座席にリュックサックを置こうとしたら見つけちゃった。

友人が持ってきてくれたもの

『かまいたちの夜』のファンブック、攻略本、クヌルプのパンフレット。

テンション上がった

もっと怖いこと

お昼過ぎ、長野北部の山中

トンネルの中を走ってるとき、スマホの緊急地震速報が鳴った。

やっとのことでトンネルを抜けても山中のスピーカーから警告音が鳴り響いてて血の気が引いた。

トンネルを抜けた先の路肩には、安全のためにバイクと車が停車してた。もちろん自分たちも停車してネットで被害状況を調べたりした。

調べていく内に正確な震源地は能登半島のほうで、地盤的にも近くで大きな被害は起きにくいことがわかった。

今日マジで死ぬのかも。とか思った。

到着の前に

確認不足で部屋に冷蔵庫があるかわからなかった、

つまり晩酌の酒を冷やせるかがわからなかった。(実際は冷やせそうだった)

クヌルプから車で2,3分のところにコンビニもあるけど、飲み足りなくなったら暗い林道を徒歩で往くことになる。怖い。

じゃあ常温でも美味い酒を買おう。

で、梅酒とつまみを買った。

到着

小路より手前の砂利のエリアが駐車スペース、道を塞がないようにバックで駐車した。

荷物をもってロビーに行くと、オーナーさんが出迎えてくれた。腰が低く素敵な方だった。

アンケート用紙の記入をお願いされたので、記入をした。

最後の項目は、何経由でクヌルプを知ったか。

選択肢には「かまいたちの夜」もあったので丸をつけた。

感染対策について、食事の時間について、浴場について、鍵の閉じ込め注意の説明を受けてさっそく部屋に

自分たちが宿泊した部屋は202号室、階段上がって右手前の部屋。

攻略本に依ると、田中の部屋。

田中はコートとかサングラスとか身に着けてる男で、
「こんや、12じ、だれかがしぬ」の「だれか」にあたる男。

つまりゲームでは最初に○される。

豪運。

あとは風呂と食事と晩酌と、することは普通の宿泊のそれなので端折ることにする。

晩酌の様子

撮った写真

友人が持ってきてくれた攻略本で背景を確認しながら、似た構図の写真を撮った。

ゲームのまんますぎる

夜の廊下。ヤバい。

食事がすごく素敵で写真を撮りたかったんだけどあんまりパシャパシャ撮る雰囲気じゃなかったからナシ…

クヌルプについて

予約したプラン

  • 15時からチェックイン可能
  • 1泊2日
  • 夕食と朝食付き
  • 10時チェックアウト

料金

友人にも「リーズナブルなとこにして」とお願いしただけあって、
1泊2日2食付きで11,000円程度

予約するサイトによっても違うだろうし、時期によっても変化するんじゃないかと思う。

長野県北安曇郡白馬村はスキーの街だから冬が繁忙期なのかも。

部屋の設備

自分たちが泊まった2人部屋の設備は

  • ベッド2つ
  • テレビ
  • クローゼット・ハンガー類
  • 暖房

冷蔵庫がないので注意。

オーナーさんに言えば厨房の冷蔵庫に入れててくれるっぽかった
※要確認

その他アメニティ

置いてあるのは

  • シャンプー
  • ボディソープ

くらいだったかな。

自前で必要なモノ

  • 歯磨きセット
  • タオル類
  • ドライヤー・ヘアアイロン

ポイント

2食つき1泊2日で11,000円、清潔感があって快適だったし、食事もコースで豪華な印象だったので、お得感がかなりあった。

ゲームの背景と同じ構図の写真を撮るときに
他のお客さんの目が気になる人は早めにチェックインするほうがいいかも。

実際、先にチェックインされてたお客さんがロビーにいて
撮りたい構図の写真がなかなか撮れなかった・・・

食事は時間が決まっていて、席も限られている。席が空くとオーナーさんが部屋まで声をかけに来てくれた。

風呂は男女別、各1つずつで、脱衣所のドアに鍵をかけて入浴する。時間帯によってはなかなか入れないこともあると思う。時間に制限はなく何時でも入浴していいとのこと。

部屋にいると、隣の部屋の物音、声、廊下の足音とかがそれなりに聞こえる。だからドライヤーとか電動シェーバーみたいな大きな音が出るものは脱衣所でしたほうがいいかも。

終わりに

「かまいたちの夜」を知っているかに関わらず、オススメしたい素敵な場所だった。

「かまいたちの夜」のファンは無神経に写真をパシャパシャ撮って他の宿泊客の迷惑にならないように気をつけてね。

リンク

クヌルプ

ペンション クヌルプ – 宿泊予約は【じゃらんnet】

楽天トラベル

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